期待されている自分と等身大の自分

こんにちは!のにこ です。

 

今日は前回の続き、
かおるさん(40代)とのセッションの様子を
ご紹介します。

 

前回のお話はコチラ

 

かおるさんは
昨年末に会社を退職して起業。
いまは会社設立準備の段階。

 

○複数ビジネスをしているけれど
エネルギーが分散してしまって
うまく進まない。

○自分らしさってなんだろう?

というテーマでお話ししていきました。
今日のメルマガはその後半です。

 

私がかおるさんとお話ししていて
心配になったのは

 

「期待されているやるべき範囲」

「自分ができる範囲」

 

になっていないかということ。

 

自分の能力や
自分の本来のペースに対する認識
がずれていると

自分も焦ってしまうし、

自己肯定感もどんどん
下がっていくんですよね。

 

そして、マジメで優秀なかおるさんだからこそ
自分ができる範囲を超えて
期待されているやるべき範囲まで
無理してでもやれちゃうってこと。

 

でもそこを無理にやろうとするのは
結構危険でして・・

 

ーーー
では、概要はここまでにして
さっそく、セッション(後半)で
どんなことを話したかにうつります(^^)
ーーー

 

 

なかなか教育事業が進まない…
かおるさんにあったのはこんな気持ち。

 

「どうして先生は
こんなに私のことを
サポートしてくれるんだろう?とか…

先生の信頼を失ったらどうしよう…
って考えてしまいます」

 

こういう不安、ありますよね~(T . T)

大学のゼミの先生に期待してもらって
一般企業向けの教育事業を
しないかと誘われたけれど、

期待されるから頑張れるけど
期待されるから進むのが怖い。

 

私なんかでいいんだろうか?
どうしてこんなに良くしてくれるんだろう?

 

もちろん、そこにあるのは
お相手からの”愛”なんですけどね(^^)
(恋愛感情とかじゃなくて、です笑)

 

相手に対する尊敬の念や
あこがれが強いほど、
自分に対する愛情って受け取れなかったりします。

 

 

特に、かおるさんみたいに
一生懸命でマジメな方の場合は、


私はまだまだ。
先生のことは心からすごいと思ってる。

そんな気持ちから
自分のことを必要以上に
下に置いてしまうことがあります。

 

 

でも、ですね。

 

 

お相手にすごさを見つけられるっていうのは
あなたの中にも同じ才能が隠れているってこと。

 

そりゃ、経験の差とか
知識の差はあるかもしれませんけれど

自分の中にないものって、基本的に
相手にも見出すことができないですからね。

 

 

「先生はかおるさんのこと
好きだと思いますよ」

ってお話ししてたんですけれど

 

かおるさんは
「そうですか??」
と半信半疑でした(笑)

 

でも、先生はかおるさんを

信じてたからこそ

かおるさんに大学と組んで

事業をやってみないかと
声をかけたのだし、

 

”かおるさんならやれる”と

信頼していない限りは

一緒に事業をやろうだなんて

言わないですよね。

 

かおるさん自身も、
「信頼を失ったらどうしよう」

とおっしゃってたように
自分でも頭ではわかっていらした

のだと思います。

 

 

 

さらにかおるさんには

こんなことを聞きました。

 

「かおるさんの会社設立が遅れたとして、
先生に何か不都合はありますか?」

 

「いいえ、ないです」

 

「でもその課題解決の人材育成方法を
広めるのは先生の夢なんです」

 

「早く事業が進めば、
先生は喜んでくれると思います」

 

うんうん。
かおるさん、すごく優しい方なんですよね。

 

そして、自分の仕事を進めたいという気持ちよりも、
尊敬している先生の役に立ちたい
という気持ちの方が強いのかな?という印象。

 

そこで、
先生は大学で教鞭をとっているので
かおるさんの事業が進まないことで
先生に直接不利益が出ることはないですよね。

 

そんな話を確認することで

かおるさん自身は

 

「自分で自分に焦っていたり
早くしなきゃって責めてる部分が
あるのかもしれないって気づきました」

 

「期待通りにできていない
罪悪感もあります」

 

「先生には、『他のこと
いろいろやってる暇はないと思うよ』と
言われてるんです。

でも、カウンセラー事業も叔父の事業も
やりたいし、やらなきゃいけなくて…」

 

と自分の気持ちに
少しずつ気付いていくことができました。

 

自分の気持ちって、
しっかりと捉えるのって難しい。

 

「かおるさんの会社設立時期が
先生に不都合がないってことは

先生は純粋に、
かおるさんが会社を退職、
起業したことで、
その後早く安定して収入を得ていけるかを
心配しているんじゃありません?」

 

かおるさんの話から察するに、
先生が心配しているのは
事業が進むか進まないかよりも、
きっと、かおるさん自身のこと。。

 

期待に応えなきゃ・・!!
というプレッシャーで
どんどん焦りが出ているのかもしれません。

 

まわりからの期待やプレッシャーって
自分にとって追い風にもなれば
足かせにもなります。

 

オリンピックの選手が
メダルを取らなきゃという
プレッシャーが強すぎて
本番で実力を発揮できなかった
という話もあります。

 

自分の中でプレッシャーの存在が
大きくなりすぎて
うまく進めないパターンってありますよねー。

 

相手にとって
自分の行動が直接影響するかどうかを考えるのも
プレッシャーを軽くするコツです。

 

場合によりけりですが、
案外、相手には何の影響もないことも…。

 

 

かおるさんの場合、
教育事業が思うように進まない
原因として他にも考えられるのは

 

そもそも
やろうとしていること(事業が3つも!)
のボリュームが大きすぎるということも
課題なのかな…と思いました。

 

 

やろうとしている一つ一つの事業が
これからスタートさせる
一番大変な時期だったんですよね。

 

 

 

かおるさんは、教育事業について
「今よりもっとエネルギーを注げると思います」
とおっしゃっていたんですけれど。

 

気になったのは、
先生からの期待、旦那様からの期待を
かおるさんが一身に感じていらしたこと。

 

自分が無理なくできる範囲と
期待されている自分に求められている範囲、
そこは混在していないかな?

 

私はそう感じたんですよね。

 

複数事業を進められていて
これ以上エネルギーを教育事業に割くのは
物理的にちょっと難しいんじゃないかなと
思ったのですが、

 

「期待されているやるべき範囲」

「自分ができる範囲」

 

になっていないか、
少し心配になりました。

 

 

どうしてかというと、
“がむしゃらに頑張れちゃう”んです
かおるさんみたいな方って。

 

一生懸命だし、
マジメで熱意もあるし、
期待されていることを
こなそうとする責任感も強い。

 

一見いいことだらけに見えるんですが、

自分ができる範囲を超えて
期待されている範囲まで
全て完璧にこなそうとすると、

 

燃え尽き症候群になってしまったり、
ひどい時には抑うつ状態やうつ病…
なんてこともあり得るんですね。

 

 

セッションのはじめにお悩みを
伺っていた時、

かおるさん、
照れ臭そうにおっしゃってたんです。

 

「教育事業も、
切羽詰まってやっとやり始めて…。

夏休みの宿題は最後にやるタイプだったんです。」

 

夏休みの宿題は最後にやるタイプってことは

やらなきゃって思うこと
ちゃんとできるんだけど、
腰を上げるのは重いってことかな、、と。

 

それって、
今の教育事業に関してもそうなんじゃないのかな?

 

もっとできると思うのは
「もっとやるべき」という思いこみじゃないだろうか?

 

って私は思うわけなんです。

 

 

 

それから、
かおるさん本来のペースは
もともと「夏休みの宿題最後にやる」タイプ
なのじゃないかな?ということ。

 

会社を辞めた人に多いのは
会社にいた頃よりも仕事が進まない…
というお悩み。

 

会社だと、周りからのプレッシャーや
絶対的な期限もあるので、
仕事に手をつけやすいんですけれど
自分の仕事ってなると
スケジュールっていくらでも調整できますからね。

 

自分本来のペースが
顔を出しやすい、というのもあります。

 

もちろん、
別にそれを責めるものではなくて、
そこは自分のペースを把握していくと
仕事ってうまく行きやすいですね。

 

 

もし、
今の事業の進み具合が
自分の本来のペースだってことが分かった上で
もっと早くやろうと思うなら
あとはテクニックの問題で。

 

優先順位でやることを取捨選択したり、
人の手を借りてスピードを上げたり…

そんな方法もあり!!(^○^)

 

 

 

かおるさんの自分らしさって、

一生懸命でマジメで、
その場で周囲に求められていることを
しっかり感じ取って対応できる人。

生みのプロセスに時間がかかるタイプ。

優しい雰囲気で、笑顔が素敵。
本来、ふわっとした感じの人柄で(^ ^)

論理的に説明するのも上手だけれど、
もともとのかおるさんは
右脳を使う感覚派。

 

 

「なんで分かるんですか??
占いより当たってます(笑)」

 

そうやって笑うかおるさん
すごく素敵な笑顔でした(^^)

 

 

かおるさんは、きっと
なんでも上手にこなせる方だと思うので、、

今かおるさんの思う通りに事業がすすんでいなくても
ちゃーーんと、
ご自分の期限には
間に合わせちゃうと思います。

 

 

 

会社を退職して、
ご自分での仕事をするようになって
自分のできるスピードが
会社員のころや、
思っていたペースとは
違っていることってよくあります。

 

まずは自分のペースを把握して、
じゃあどうするか?の対策を立てていくと
良さそうですよね。

 

かおるさんがやろうとしている
大学と連携しての教育事業、
きっとうまく行くだろうな
と思います(^○^)

私も楽しみにしています。

 

ちょっと長くなってしまいました汗
かおるさんが感想に書いてくださった
自分らしさの探し方は
次のメルマガでご紹介しようかな!!

まず、今日はここまで。
それではまた次回!

 

 

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